慰め

何を祈れるか

*** 塔研21 1月号 3–4ページ 7–8節 平静を保ち,エホバを信頼しましょう ***

エホバに祈る時には,自分の気持ちを何でも話しましょう。具体的に祈ってください。どんな問題にぶつかっているか,そのことについてどう感じているかを伝えることができます。「問題を解決するために自分にできることがあるなら教えてください。そうするための力を与えてください」と祈りましょう。自分ではどうすることもできない場合には,「心配し過ぎることがないように助けてください」と祈れます。具体的に祈るなら,エホバが答えてくださる時,そのことがはっきり分かります。祈りに対する答えがなかなか得られないように思えても,諦めないようにしましょう。エホバは私たちが具体的に祈ることだけでなく,粘り強く祈ることも願っているからです。(ルカ 11:8-10)

心配事を祈りでエホバに委ねる時には,感謝することも忘れないようにしましょう。さまざまな難しい問題に直面する時にも,エホバが私たちのためにしてくださったことを一つ一つ考えるのはよいことです。自分の気持ちを伝えたいと思っても,どう言ったらいいか分からない時もあるでしょう。でもエホバは,「助けてください」という短い祈りであっても,それに答えてくださいます。(代二 18:31。ロマ 8:26)

*** 塔研20 5月号 29ページ 12節 見えない宝への感謝を表しましょう ***

聖なる力を宝と見ている人は,心の中に間違った感情や欲求がないかどうかを調べてください,という祈りをエホバに捧げます。(詩編 139:23,24を読む。)そのように祈るなら,エホバは聖なる力を使い,私たちが間違った考えや傾向に気付けるようにしてくれます。気付いたなら,間違った考えや欲望に抵抗できるよう,エホバに聖なる力を祈り求めましょう。聖なる力が受けられなくなるようなことはしたくない,という決意を表せます。(エフェ 4:30)

*** 塔研20 4月号 19ページ 16節 聞いて,理解し,思いやる ***

私たちのことを十分に理解できるのはエホバだけです。(格 15:11)仲間について,「あなたと同じ見方ができるよう助けてください。どうしたら思いやりを示すことができるか教えてください」と祈りましょう。アンジラという姉妹は,会衆のある姉妹との関係がぎくしゃくしていました。そんな時,祈ることによってもっと相手の身になって考えることができました。「悪いのは相手の姉妹なんだから関わるのをやめよう,と思ってしまいそうでした。でもエホバに,『姉妹の身になって考えられるようにしてください』と祈りました」。どんな結果になりましたか。アンジラはこう言っています。「姉妹と一緒に伝道に行って,その後何時間もしゃべりました。姉妹の話を思いやりをもって聞きました。姉妹のことが好きになり,支えてあげたいと思えるようになりました」。

*** 塔研20 2月号 25ページ 21節 エホバはあなたの心を落ち着かせてくださる ***

今の終わりの時代は,もうすぐ終わります。それまでの間,不安の原因は増えていくでしょう。不安な気持ちになる時は,すぐエホバに助けを求めて祈りましょう。聖書をよく学んでください。ハンナ,パウロ,ダビデの手本に倣いましょう。「自分がなぜ不安なのか教えてください」と天のお父さんに祈りましょう。(詩 139:23)自分の力ではどうにもならない重荷をエホバに委ねてください。そうすれば,エホバに向かって歌った詩編作者と同じ経験ができます。「心配事で圧倒されそうな時,あなたは私を安心させ,落ち着かせてくださった」。(詩 94:19)

*** 塔研20 1月号 5ページ 12節 行って,人々を弟子としなさい ***

どのように祈るかを教える。エホバは心からの祈りを聞きたいと思っていることを知らせましょう。自分で祈る時には,胸の内を全てエホバに伝えることができ,人には言いにくいことでも伝えられる,ということを教えてください。エホバはそもそも,私たちの奥底の考えをご存じです。(詩編 139:2-4を読む。)間違った考え方を改めたり,良くない習慣を克服したりするための助けを求めて祈るよう勧めることができます。ある程度の期間,聖書を学んできた人が,異教に由来する祝いに心が引かれているという状況を考えてみましょう。その祝いが間違っていることは分かっていても,愛着を断つことを難しく感じています。このような場合,ありのままの気持ちをエホバに伝え,「あなたが愛することだけを愛せるよう助けてください」と祈るよう勧めることができます。(詩 97:10)

*** 塔95 10/1 18ページ 20節 親の皆さん,子供の皆さん,神を第一にしましょう ***

ある若い女性はこう述べました。「恐ろしさは寒さに似ています。それに対しては打つ手があります」。そして,こう説明しています。「寒いと思ったら,セーターを着ます。それでもまだ寒ければ,もう一枚着ます。そのようにして寒くなくなるまで着込んだら,もう寒さは感じなくなります。ですから,恐ろしいと感じた時にエホバに祈るのは,寒いと思った時にセーターを着ることに似ています。私は,一度祈ってもまだ恐ろしい時は,もう一度祈ります。恐ろしさを感じなくなるまで何度も祈ります。こうすると本当に怖くなくなります。私はいつもこうして問題を切り抜けているんです」。

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